2009年07月19日

アレルギー物質に由来する添加物

アレルギーを引き起こすとされる特定原材料等より製造された食品添加物を食品に使用した場合は、使用された特定原材料等が判別できるように「物質名(〜由来)」等と表示しなければならない。キャリーオーバー、加工助剤など、表示が免除されるものであっても、特定原材料7品目に由来するものについては、表示しなければならない。特定原材料に準ずるものとして通知により表示が奨励される18品目についても、可能な限り表示する。

・特定原材料(表示義務)7品目;卵、乳、小麦、そば、落花生、えび・かに
・特定原材料に準ずるもの(表示奨励)18品目;あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、バナナ

2009年07月08日

表示の省略

@栄養強化の目的で使用される添加物
A加工助剤
Bキャリーオーバー
のいずれかの場合は、表示を省略することができる。

@栄養強化の目的で使用される添加物
栄養強化の目的で使用されることが考えられる添加物の範囲は、表1の栄養強化欄に○印の表示があるもの並びに表2及び表4の用途欄に「強化剤」の記載があるものである。
ただし、栄養強化の目的が考えられる添加物であっても、栄養強化以外の目的で使用する場合は、物質名を表示しなければならない。
なお、調製粉乳及び個別に品表基が設けられた品目の一部については、栄養強化の目的で使用されるものであっても、他の食品添加物と同様に主要な混合物として表示しなければならない。

A加工助剤
加工助剤とは、食品の加工の際に添加されるものであって、次のいずれかに該当するものをいう。
ア. 当該食品の完成前に除去されるもの
イ. 当該食品の原材料に起因してその食品中に通常含まれる成分と同じ成分に変えられ、かつ、その成分の量を明らかに増加させるものでないこと
ウ. 当該食品中に含まれる量が少なく、かつ、その成分による影響を当該食品に及ぼさないもの

Bキャリーオーバー
キャリーオーバーとは、食品の原材料の製造又は加工の過程において使用され、かつ、当該食品の製造又は加工の過程において使用されない物であって、当該食品中には、当該物が効果を発揮することができる量より少ない量しか含まれていないものをいう。原材料に由来する添加物については、それが主要原材料か否かにかかわらず、キャリーオーバーに該当する場合は、表示が免除される。

2009年07月06日

一括名による表示

@次の表の一括名欄に掲げる目的で使用される添加物にあっては、一括名をもって、物質名の表示に代えることができます。

『一括名;定義』の順に表記する。

イーストフード;パン、菓子等の製造工程で、イーストの栄養源等の目的で使用される添加物及びその製剤。

ガムベース;チューインガム用の基材として使用される添加物製剤。

かんすい;中華麺類の製造に用いられるアルカリ剤で、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム及びリン酸類のカリウム又はナトリウム塩のうち1種以上を含む。

酵素;食品の製造又は加工の工程で、その有する触媒作用を目的として使用された、生活細胞によって生産された酵素類であって、最終食品においても失活せず、効果を有する添加物及びその製剤。

光沢剤;食品の製造又は加工の工程で、食品の保護及び表面に光沢を与える目的で使用される添加物及びその製剤。

香料(合成香料);食品の製造又は加工の工程で、香気を付与又は増強するため添加される添加物及びその製剤。

酸味料;食品の製造又は加工の工程で、酸味の付与又は増強による味覚の向上又は改善のために使用される添加物及びその製剤。

軟化剤;チューインガムを柔軟に保つために使用する添加物及びその製剤。

調味料;食品の製造又は加工の工程で、味の付与又は味質の調整等味覚の向上又は改善のために使用される添加物及びその製剤。ただし、もっぱら甘味の目的で使用される甘味料、酸味の目的で使用される酸味料を除く。

豆腐用凝固剤(凝固剤);大豆から調整した豆乳を豆腐様に凝固させる際に用いられる添加物及びその製剤。

苦味料;食品の製造又は加工の工程で、苦味の付与又は増強による味覚の向上又は改善のために使用される添加物及びその製剤。

乳化剤;食品に乳化、分散、浸透、洗浄、起泡、消泡、離型等の目的で使用される添加物及びその製剤。

pH調整剤;食品を適切なpH領域に保つ目的で使用される添加物及びその製剤。ただし、中華麺にかんすいの目的で使用される場合を除く。

膨張剤(膨脹剤、ベーキングパウダー、ふくらし粉);パン、菓子等の製造工程で添加し、ガスを発生して生地を膨張させ多孔性にするとともに食感を向上させる添加物及びその製剤。

A一括名を用いることができる添加物の範囲は、指定添加物にあっては、表1の一括名欄に記載のあるものであり、それ以外の添加物にあっては、次のとおりである。

『一括名;添加物の範囲』の順に表記する。

イーストフード;焼成カルシウムをイーストフードの目的で使用する場合

ガムベース;表2の用途欄に「ガムベース」と記載されている添加物をガムベースとして使用する場合

苦味料;表2及び表4の用途欄に「苦味料等」と記載されている添加物(香辛料抽出物を除く。)

酵素;表2の用途欄に「酵素」と記載された添加物

光沢剤;表2の用途欄に「光沢剤」と記載された添加物を光沢剤として使用する場合

香料;表3に掲げる添加物を香料として使用する場合

酸味料;表2の用途欄に「酸味料」として記載された添加物を酸味料として使用する場合

調味料;@アミノ酸=表2の用途欄に「調味料」と記載された無機塩を除く添加物を調味料として使用する場合
A無機塩=塩水湖水低塩化ナトリウム液、粗製海水塩化カリウム及びホエイソルトを調味料として使用する場合

豆腐用凝固剤;粗製海水塩化マグネシウムを豆腐用凝固剤として使用する場合

乳化剤;表2の用途欄に「乳化剤」と記載された添加物を乳化剤として使用する場合

pH調整剤;表2の用途欄に「pH調整剤」と記載された添加物をpH調整剤として使用する場合

2009年06月17日

用途名併記による表示

@食品衛生法施行規則別表第5(下の表)の中欄に掲げる目的で使用される添加物を含む食品にあっては、物質名および用途名を併記して表示します。ただし、重複した使用目的を有する場合には、主たる目的にかかる用途名を表示します。
例)保存料(ソルビン酸)、発色剤(亜硝酸Na)、甘味料(ステビア)
一 甘味科: 甘味料、人工甘味料又は合成甘味料
二 着色料: 着色料又は合成着色料
三 保存料: 保存料又は合成保存料
四 増粘剤、安定剤、
ゲル化剤又は糊料: 主として増粘の目的で使用される場合にあっては、増粘剤又は糊料
主として安定の目的で使用される場合にあっては、安定剤又は糊料
主としてゲル化剤の目的で使用される場合にあっては、ゲル化剤又は糊料
五 酸化防止剤: 酸化防止剤
六 発色剤: 発色剤
七 票白剤: 漂白剤
八 防かび剤又は防ばい剤; 防かび剤又は防ばい剤

A用途名併記が考えられる添加物の範囲は、表1の用途名欄に記載があるもの並びに表2及び表4の用途名欄に(1)に掲げる8用途のいずれかの記載があるものです。ただし、これは主な使用例であり、これ以外のものであっても(1)に掲げる8用途を目的に使用した場合は、用途名併記が必要となります。

B物質名の表示中に「色」の文字を含む場合は、用途名(着色料または合成着色料)の表示は省略することができます。
例:食用赤色2号を表示する場合、物質名を「食用赤色2号」または「赤色2号」と表示すれば、その用途名である「着色料」または「合成着色料」の表示を省略することができます。ただし、物質名を「赤2」とした場合は、「着色料(赤2)」または「合成着色料(赤2)」と表示しなければなりません。

C物質名の表示中に「増粘」の文字を含む場合は、用途名(増粘剤または糊料)の表示を省略することができます。ただし、安定剤またはゲル化剤の表示を省略することはできません。
例:表2および表4の用途欄に増粘安定剤と記載された多糖類のうち、カラギナンとタラガムというように多糖類を増粘の目的で2種以上併用し、その物質名を「増粘多糖類」と簡略名で表示した場合は、増粘剤または糊料の表示を省略することができます。

Dアスパルテームを使用した場合は、用途名である「甘味料」のほか、L−フェニルアラニン化合物を含む旨を表示しなければなりません。
例:甘味料(アスパルテーム)L−フェニルアラニン化合物

2009年05月25日

簡略名による表示

1)一般に広く使用されている名称(簡略名または類別名)を有する添加物にあっては、その名称をもって表示することができます。
例:L−アスコルビン酸ナトリウム ⇒ アスコルビン酸Na、ビタミンC、V.C
  ベニコウジ色素 ⇒ 紅麹、モナスカス

2)同種の機能の添加物を併用する場合は、次に掲げる例示に従い、簡略化した表示を用いることができます。

 a.同種の添加物の酸および塩を使用した場合
併用する物質名:簡略名
安息香酸および安息香酸ナトリウム:安息香酸(Na)
クエン酸およびクエン酸ナトリウム:クエン酸(Na)
ソルビン酸およびソルビン酸カリウム:ソルビン酸(K)
乳酸、乳酸ナトリウムおよび乳酸カルシウム:乳酸(Na、Ca)
氷酢酸および酢酸ナトリウム:酢酸(Na)
リン酸およびリン酸三ナトリウム:リン酸(Na)

 b.同種の添加物の塩を併用した場合
併用する物質名:簡略名
DL‐酒石酸水素カリウムおよびDL‐酒石酸ナトリウム:酒石酸塩(K、Na)
ステアリン酸カルシウムおよびステアリン酸マグネシウム:ステアリン酸(Ca、Mg)
炭酸ナトリウムおよび炭酸マグネシウム:炭酸塩(Na、Mg)
ピロリン酸二水素カルシウムおよびピロリン酸四ナトリウム:リン酸塩(Ca、Na)
ポリリン酸カリウムおよびメタリン酸カリウム:リン酸塩(K)
ピロリン酸四ナトリウムおよびポリリン酸ナトリウム:リン酸塩(Na)
ピロリン酸四ナトリムおよびメタリン酸カリウム:リン酸塩(Na、K)
フェロシアン化カリウムおよびフェロシアン化ナトリウム:フェロシアン化物(K、Na)

3)表2(既存添加物名簿収載品目リスト)および表4(一般飲食物添加物品目リスト)の用途欄に増粘安定剤と記載された多糖類を2種以上併用した場合には、簡略名として「増粘多糖類」を使用することができます。

4)平成20年10月の食品衛生法施行規則の改正により添加物扱いとなった「加工デンプン」は、それまで食品として「加工でんぷん」等と表記されてきた経緯から、簡略名として「加工デンプン」と表記することができます。なお、物質名または簡略名の表示は、食品衛生法規則別表第1、既存添加物名簿、食品衛生法に基づく添加物の表示等について(通知)等に掲げる名称のとおりに表示することが原則ですが、食品関係営業者および一般消費者に誤解を与えない範囲内で平仮名、片仮名、漢字を用いても差し支えないとされていることから、「加工でんぷん」、「加工でん粉」、「加工澱粉」との表示も可能です。

2009年05月17日

物質名による表示

過去ログ、“物質名”の説明でも簡単に記載していますが、表示のルールとして再度記載します。

物質名による表示は、次により表示します。なお、「含有」、「使用」、「含む」、「添加」などの文字を併記する必要はありません。

@指定添加物にあっては、食品衛生法施行規則別表第1に掲げる品名(別名を含む。)
 別表第1はこちら⇒http://www.ffcr.or.jp/zaidan/MHWinfo.nsf/a11c0985ea3cb14b492567ec002041df/407593771b8750e94925690d0004c83e?OpenDocument

A既存添加物にあっては、既存添加物名簿収載品目リストに掲げる品名(細分類の品名を含む。)
 既存添加物名簿収載品目リストはこちら⇒
http://www.ffcr.or.jp/zaidan/MHWinfo.nsf/a11c0985ea3cb14b492567ec002041df/c3f4c591005986d949256fa900252700

B天然香料にあっては、天然香料基原物質リストに掲げる基原物質または別名に「香料」の文字を付する。
 天然香料基原物質リストはこちら⇒
http://www.ffcr.or.jp/zaidan/MHWinfo.nsf/48b1f48352378e7e492565a1002ecd5e/b949aef970492f0b4925684600083647?OpenDocument

C一般飲食添加物にあっては、一般飲食物添加物品目リストに掲げる品名(細分類の品名を含む。)
 一般飲食物添加物品目リストはこちら⇒
http://www.ffcr.or.jp/zaidan/MHWinfo.nsf/a11c0985ea3cb14b492567ec002041df/58c1b6daef61dfa04925684600097831?OpenDocument

D天然香料基原物質リストおよび一般飲食物添加物品目リストに掲載されていない天然香料および一般飲食物添加物にあっては、その添加物が特定できる化学的に適切な名称をもって表示

2009年05月16日

食品にかかる添加物の表示方法

添加物の表示については、昭和63年と平成元年に食品衛生法施行規則が改正され、食品に使用される添加物は、化学的合成品か否かにかかわらず、原則として全て表示することとなりました。これにより、添加物表示における合成品とそれ以外の添加物との間に差異はなくなり、「天然」またはこれに類する表現の使用は認められなくなりました。

表示方法は、原則として物質名をもって表示します。ただし、公衆衛生の見地から情報として必要性の高いと考えられるものについては、物質名にその使用目的や効果を表す用途名を併記しなければなりません。逆に、その使用目的がはっきりしており、通常、製剤の形で使用され個々の成分まで表示する必要性が低いと考えられるものについては、一括名で表示することができます。また、栄養強化の目的で使用されるもの、加工助剤またはキャリーオーバーについては、表示が免除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。