2009年04月24日

食品衛生法とは

終戦直後の食糧危機の時代に、食品からの事故の発生を防ぎ、国民の健康を維持するために、明治以来公布されていた食品衛生に関する色々の法律を統合したのが「食品衛生法」で、昭和22年に公布されました(昭和22.12.24.法律第233号)。この法律は「飲食に起因する衛生上の危害の発生を防止し、公衆衛生上の向上と増進に寄与する」ことを目的としており、食品、食品添加物の他、容器包装、乳幼児用のおもちゃから食品用洗浄剤等まで、公衆衛生上の安全を確保するために広範囲のものを含んでいます。

食品添加物もこの法律で定義されたが、昭和30年に起きたヒ素ミルク事件を契機に、昭和32年に化学的合成品の定義の新設や、食品添加物公定書の作成など規格基準が整備され(昭和32.6.15)、ほぼ現在の形になりました。その後も一部の改正が繰り返されたが、平成7年春に食品添加物における化学的合成品の定義が削除され、合成品や天然品の区別がなくなり、全ての食品添加物に指定制度が適用されることになりました(平成7.5.24.法律第101号)。

これにより長年合成添加物のみを規制してきた日本の独自の制度も改正されて、食品添加物は国際的に整合性がとられるようになりました。

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2009年03月28日

製造用剤とは

用途名を併記したり、一括名の範囲に含まれたりして、食品添加物としての使用目的がまとまっている品目以外にも、例えば無機酸類、アルカリ類、溶剤、ろ過助剤、日持向上剤、その他各種の目的で食品製造に使われている添加物が、総品目数の20%近くあります。これらをまとめて「製造用剤」と称しています。これらの内、製造工程中で除去されたり中和され、最終食品に残存しないか、残存しても微量で食品に効果を持たない物も多くあります。これらは加工助剤とみなされて表示が免除されますが、最終食品に効果をもつものは物質名で表示します。
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2009年03月24日

製造基準とは

食品添加物および食品添加物の製剤を作る場合の条件として、法規で定められているものが、「製造基準」です。

この製造基準によると、食品添加物の製剤は、食品添加物、食品および水を原料に製造するものであり、食品添加物と食品は、成分規格が定められている場合には、その成分規格に合格した製品(食品および食品添加物)を使用することとされています。また、水には、「飲用適の水」を使用することとされています。
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2009年03月09日

増粘多糖類とは

増粘安定剤には、かつては合成糊料と称されてきた指定添加物と、海藻などからの抽出物を中心とする既存添加物と通常食品の添加物からなる天然系の食品添加物があります。
天然系の増粘安定剤の主成分は、多糖類系のものは多いが、原料が天然物であるため、産地、収穫時期、天候などによって挺する物性が変動することが多い。この変動を調整し、できるだけ均一の物性を示すように、2種類以上の多糖類を併用したり、あらかじめ製剤化したものを使用することが一般的に行われています。

このような天然系多糖類の増粘安定剤を2種類以上併用した場合には、個々の物質名を列記することに代えて「増粘多糖類」と一括表示することが認められています。
過去、これを利用し、わざと2種類以上の増粘安定剤を併用し、配合の不透明化を計る表示が見受けられました。配合の不透明化の目的は同業他社にノウハウがばれることを懸念してのことだと考えられます。しかし最近は消費者に対しオープンな姿勢をとる企業が多く、物質名の省略が可能な場合であっても、記載されていることがあるほどです。
なお、天然系多糖類は、既存添加物名簿収載品目リストおよび通常食品のリストで別名、簡略名・類別名に多糖類とついている品目に限られるものではなく、アルギン酸やカラギナンのように明らかな多糖類も含まれます。

この増粘多糖類を増粘剤として使用した場合は、用途名の併記は免除されます。ただし、安定剤やゲル化剤のように、増粘剤以外の目的で使用した場合には、該当する用途名と併記する必要があります。また、原料が天然物であってもアルギン酸ナトリウムのような指定添加物と併用した場合は、指定添加物の別個表示が必要となります。
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2009年03月03日

増粘安定剤とは

後に記しますが、これは「安定剤」と記すこともできます。お客様から「まさか、病院とかでもらう安定剤ではありませんよね。」という問い合わせがあったことがありますが、もちろん、精神安定剤ではありません。

増粘安定剤とは、水に溶解又は分散して粘稠性(ねんちょうせい)を生じる水溶性高分子物質(ハイドロコロイド)を指しています。でんぷんなど食品素材にも同様の性質を持ったものが多くありますが、食品添加物としての増粘安定剤には、合成添加物としてアルギン酸ナトリウムやでんぷん誘導体、セルロース誘導体など約10品目が指定されています。しかし、むしろ天然添加物が主体に使われる分野で、既存添加物として約50品目が収載されています。

増粘安定剤の基本的性質の水溶液の粘度の強さや粘性の性質は種類によって異なります。本品はその特性を活かして、食品のボディーの形成や食感の改良に、また油脂や固形物などの食品成分の均一な分散、安定化に使用します。さらに、品種によっては水溶液の温度を変化させたり、塩類などを添加するとゲル化するものがあり、デザート類などの食品のゲル組織を形成させるのに使われます。この他、結着性、皮膜性、起泡性などの機能を持っています。また消化吸収され難く、有害物質を吸着する性質があるので、食物繊維として注目されるものもあります。

本品を使用した場合は、使用目的により「増粘剤」、「安定剤」、「ゲル化剤」、あるいは「糊料」のいずれかの用途名を併記します。
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2009年02月28日

増粘剤とは

増粘安定剤の多くは、水に溶けて高い粘性を示します。たとえば、アルギン酸やキサンタンガムなどを、ソース、ケチャップ、ドレッシング、焼肉のたれ類などに使用すると、食品に粘性を与えることから、粘性の調整の目的で使用されます。この目的で使用した場合には、用途名として「増粘剤」を物質名と共に併記する必要があります。

ただし、指定添加物以外の天然系の物質のうち、増粘多糖類に該当する品目を2種類以上併用した場合には、「増粘多糖類」と表示するだけで、「増粘剤」の表示を省略することが認められています。
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2008年08月22日

酸化防止剤とは

酸化防止剤とは、簡単に言うと、酸化によって起こる劣化を防止する働きをするものです。

【定義】
油脂等の食品成分の酸化現象による変質を防止し、食品の安全性を向上させる目的で使用される食品添加物。

【酸化防止剤の分類】
大きく分けると次のように分類されます。
水溶性のビタミンC類、エリソルビン酸類、亜硫酸塩類、および油溶性のビタミンE類、ビタミンCエステル類。
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2008年08月21日

酸味料とは

酸味料とは、簡単に言うと、すっぱいと感じる素です。

【定義】
食品の製造または加工工程で、酸味の付与または増強による味覚の向上または改善のために使用される食品添加物およびその製剤。

【種類】
クエン酸、リンゴ酸、酒石酸などが多く使用されます。

1. 指定添加物
アジピン酸、クエン酸、クエン酸三ナトリウム、グルコノデルタラクトン、グルコン酸、グルコン酸カリウム、グルコン酸ナトリウム、コハク酸、コハク酸一ナトリウム、コハク酸二ナトリウム、酢酸ナトリウム、DL-酒石酸、L-酒石酸、DL-酒石酸ナトリウム、L-酒石酸ナトリウム、二酸化炭素、乳酸、乳酸ナトリウム、氷酢酸、フマル酸、フマル酸一ナトリウム、DL-リンゴ酸、DL-リンゴ酸ナトリウム、リン酸

2. 既存添加物
イタコン酸、α-ケトグルタル酸(抽出物)、フィチン酸

【表示】
一括名:「酸味料」

複数を組み合わせて使用した場合でも、まとめて「酸味料」と表示することができます。
posted by valin at 22:49| Comment(0) | 食品添加物 −さ行ー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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