2009年05月13日

食品添加物とは

今更ですが、『食品添加物とは』ということについて記載します。

添加物は、食品衛生法により、@食品の製造の過程において使用する物、A食品の加工または保存の目的で使用するものであって、添加、混和、浸潤、その他の方法(くん蒸等)により使用するものと定義されています。

その使用については、厚生労働大臣による指定制度がとられており、「天然香料」と「一般に食品として飲食に供されている物であって添加物として使用されるもの」を除き、食品衛生法施行規則別表第1に掲げられたもの以外のものは使用することができません。ただし、指定制度の範囲が天然添加物まで拡大された時点(平成7年5月)において、既に使用実績がある天然添加物については、指定制度を適用しないこととなっています。
言い換えると、添加物は、次のように分類されることになります。

@食品衛生法施行規則別表第1に掲げられる指定添加物(388品目)
A既存添加物(418品目、既存添加物名簿に掲げられている既存の天然添加物)
B天然香料
C一般飲食物添加物(一般に食品として飲食に供されている物であって添加物として使用されるもの)

新規の添加物については、BまたはCに該当するものを除き、化学的合成品か否かに関わらず、全て厚生労働大臣の指定により、@の別表第1に追加されることになります。

なお、平成15年の食品衛生法の改定により、既存添加物名簿中の添加物について、人の健康を損なうおそれがあると認めるとき、あるいは既に使用実態のないものについては名簿からの削除が可能となり、削除された添加物はその使用が禁止されることとなりました。

また、平成20年の食品衛生法施行規則の改定では、それまで食品として扱われてきた「加工デンプン」のうち11種類が食品添加物に指定され、平成20年10月1日より食品添加物として表示することとなりました。ただし、平成23年3月31日までに製造され、加工され、若しくは輸入される加工デンプンを含む製品については、なお食品として表示することができます。

「加工デンプン」とは、デンプンを工業的に利用する際に、本来の物理化学的性状のうち高粘性や冷却するとゲル化するという欠点を克服するために、物理的、酵素的または化学的に加工を加えたものをいいます。

このうち、各種化学物質を用いて化学的加工を行ったものは、食品用途としては糊料、乳化剤、増粘安定剤、その他食品の製造加工用剤として使用されており、米国及びEUにおいては食品添加物として取り扱われていました。

日本においては、化学的加工を行ったもののうち「デンプングリコール酸ナトリウム」及び「デンプンリン酸エステルナトリウム」の2品目は、昭和30年代に食品添加物として指定されており、その他の化学的加工を行ったものについては、昭和54年以降、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)において安全性評価の終了したものに限り、食品として取り扱われてきたが、それらの品目についても、国際的な整合性を図るため、日本においても食品添加物として指定することとなりました。

なお、通常の調理過程にありうる加工法(加熱処理等)である物理的加工を行ったもの及びアミラーゼ等の酵素による加工を行ったものについては、日本および欧州連合(EU)においては食品として、米国においては食品添加物として取り扱われます。

posted by valin at 21:55| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。