2009年04月19日

強化剤とは

栄養成分の補填・強化の目的で使用される食品添加物を一般的に「強化剤」や「栄養強化剤」と呼んでいます。

食品添加物でいう強化剤とは、元々、医薬品的な目的で使われるものではなく、食品の製造中に、調理や加工によって失われたり、保存中に減少する栄養成分を補うことを主要な目的としています。だたし、粉ミルクのような母乳代替食品では、母乳には含まれているのに、粉ミルクでは不足するような微量元素(ミネラル)を予め加えておくことも、補填と考え、強化とされています。また、近年、栄養成分を簡易に摂取する目的で、様々な食品が、“強化”されています。

このような強化剤は、厚生省から、「栄養強化の目的が考えられる食品添加物」として、ビタミン類、アミノ酸類、及びミネラル(無機質)としてのカルシウム塩類と鉄塩類、乳幼児用の微量ミネラルの亜鉛塩類と銅塩類が公表されています。
しかし、ミネラル類のうち、マグネシウムやカリウムなどは、食品添加物としては、栄養強化の目的で使用することはないとされています。

このような栄養強化の目的で使用された食品添加物は、表示が免除されています。ただし、せっかく強化の目的に使用したものであり、商品のイメージの上から、むしろ積極的に表示している場合もあります。

また、食品包材に、カルシウム強化やビタミンB1強化などと表示する場合がありますが、このように栄養成分に関わる表示を行う場合は、栄養改善法に従った、栄養成分表示が義務づけられています。

なお、栄養改善法で認められた特別用途表示の食品(医療用食品やいわゆる機能性食品と呼ばれる特定保健用食品)では、健康増進の目的で食品添加物が使われることがあります。

ミネラル類を中心に使用基準が設定されているものがあります。使用に際しては事前に確認することと、表示に留意する必要があります。

 主な栄養強化目的の食品添加物
<ビタミン類>
 合成添加物:ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンDなど
 既存添加物:ビタミンB12、ミックストコフェロールなど
<アミノ酸>
 合成添加物:トレオニン、メチオニンなど
 天然添加物:シスチン、ヒスチジンなど
<カルシウム塩>
 合成添加物:グルコン酸カルシウム、乳酸カルシウムなど
 天然添加物:焼成カルシウム、末焼成カルシウムなど
<鉄塩>
 合成添加物:クエン酸鉄ナトリウム、ピロリン酸第二鉄など
 天然添加物:フェリチン、ヘム鉄など
<亜鉛塩および銅塩>
 合成添加物:グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅、硫酸銅など
 天然添加物:なし
posted by valin at 22:33| Comment(0) | 食品添加物 −か行− | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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