2009年03月05日

用途名とは

現在のように食品添加物の全面表示を方向付けた1988年の省令改正までは、一部の食品添加物に限って、主に使用目的を示す名称で表示されていました。使用する目的を示す用語としては「人工甘味料」、「合成着色料」、「合成保存料」、「酸化防止剤」などが使われていました。

このような使用目的(用途)の表示は、保存の仕方の目安や、食品を選択する際に、消費者の衛生上の情報を与えることが大きな目的でした。

新しい表示方法に移る際、原則として全ての物質名を書くという観点から、使用目的を示す用語の付記に関する必要性が検討され、物質名だけでは消費者に衛生上の情報を伝えきれない面もあり、食品の原料に関するより多くの情報を提供したいという法律改正の趣旨もあったため、特に重要と考えられる使用目的に関しては、その目的も合わせて表示することになりました。この表示に使われる使用目的を示す用語が、「用途名」です。

現在、「甘味料」、「着色料」、「保存料」、「増粘剤、安定剤、ゲル化剤または糊料」、「酸化防止剤」、「発色剤」、「漂白剤」、「防かび剤または防ばい剤」の8種類の使用目的に対応する用途名があります。

用途名は、一括名とは異なり定義や範囲となる食品添加物は決まられておらず、通知によって、個々の用途名に該当する食品添加物が例示されています。

一方、食品に対して、例示されていない食品添加物が用途名と同じ目的で使われることもあります。このような目的で使用された食品添加物は、例示されていなくても用途名と物質名を合わせて表示することになっています。
posted by valin at 22:32| Comment(0) | 食品添加物 −や行− | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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