2010年05月26日

相対栄養成分表示(消費者庁より)

相対栄養成分表示とは、カロリーハーフなどのことです。
2010.5.12消費者庁より通知が出ました。

要約すると次のようなものです。

食品に、熱量や栄養成分値に関して、
@低減された旨の表示(「○○gオフ」、「○○%カット」など)
A強化された旨の表示(「○○%強化」、「○○gアップ」など)
といった相対表示を行う際には、栄養表示基準に従う必要があります。
例えば、熱量について低減された旨の表示をする場合には、
(1)当たり(清涼飲料水等にあっては、当たり)以上低減されなければならず、
(2)表示をするに当たっては、以下の事項を表示することとされています。
@比較対象食品を特定するために必要な事項
A低減された量又は割合
(詳しくは⇒http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin90.pdf
その一方で、「カロリーハーフ」や「カルシウム2倍」等を表示する際の栄養表示基準における取扱いが明確に整理されていなかったところです。
また、スティックタイプのコーヒーなど、1包装当たりの使用量が異なる食品を比較して相対表示された食品などについて、その表示が、
・当たりの比較によるものか
・1包装当たりの比較によるものか
明確ではないとのご意見がありました。

これらを踏まえ、相対表示に関する考え方をとりまとめ、平成22年5月12日、消費者庁食品表示課長から都道府県等衛生主管部(局)長宛に通知を発出しました。通知のポイントは以下のとおりです。
現在、「カロリーハーフ」等の表示をする商品であって、今回の通知に合致しないものについては、平成22年9月30日までに表示の適正化を行うよう指導をお願いしているところです。

ポイント@
熱量や栄養成分値に関して「ハーフ」、「2倍」、「1/4」等の表示がなされた場合、
基準に基づく相対表示に該当するものとし、当該食品100g(清涼飲料水等にあって
は、当該食品100ml とする。以下同じ。)当たりの当該栄養成分の量又は熱量が基準
に定める量を満たすとともに、基準に基づく表示を行わなければなりません。

例えば、『○○ドレッシング カロリーハーフ 当社△△ドレッシング比』の場合。
比較対象食品の△△ドレッシング1食分(20g)あたりの熱量は100kcal、○○ドレッシング1食分(20g)あたりの熱量は50kcalとすると‥。

考え方@;基準第10条第1項及び別表第6により、熱量の相対表示を行う場合、100g 当たり40kcal(清涼飲料水等にあっては100ml 当たり20kcal)以上低減されている必要がある。
考え方A;100gあたりの熱量は、
当該食品(○○ドレッシング):250kcal
比較対象食品(△△ドレッシング):500kcal
となり、低減された熱量が250kcalであり、基準第10条第1項及び別表第6に定める量を満たすことから、基準に基づく相対表示を行うことができる。

その上で、比較対象食品と熱量を比較すると、約1/2となっていることから、「カロリーハーフ」と表示することができる。

ポイントA
食品単位当たりの使用量が異なる食品を比較して相対表示を行う場合(この場合は、1杯分当たりと)、消費者への適切な情報提供の観点から、食品単位当たりの比較である旨(この場合、1杯当たりである旨)を表示することが望ましい。

例えば、『○○コーヒー(スティックタイプ) カロリーハーフ 当社△△コーヒー比』の場合。
比較対象食品の△△コーヒー(スティックタイプ)1杯分(16g)あたりの熱量は55kcal、○○コーヒー(スティックタイプ)1杯分(12g)あたりの熱量は27kcalとすると‥。

考え方@;基準第10条第1項及び別表第6により、熱量の相対表示を行う場合、100g 当たり40kcal(清涼飲料水等にあっては100ml 当たり20kcal)以上低減されている必要がある。
考え方A;100gあたりの熱量は、
当該食品(○○コーヒー):225kcal
比較対象食品(△△コーヒー):343kcal
となり、低減された熱量が118kcalであり、基準第10条第1項及び別表第6に定める量を満たすことから、基準に基づく相対表示を行うことができる。
考え方B;この際、1杯当たりの使用量が異なる食品を比較対象食品として相対表示を行うことから、当該相対表示の内容が、
・100g当たりの比較によるものか
・1杯当たりの比較によるものか
の2つが想定される。食品単位当たりで比較して相対表示を行う場合、消費者への適切な情報提供の観点から、食品単位当たりの比較である旨を表示することが望ましい。

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2009年07月19日

アレルギー物質に由来する添加物

アレルギーを引き起こすとされる特定原材料等より製造された食品添加物を食品に使用した場合は、使用された特定原材料等が判別できるように「物質名(〜由来)」等と表示しなければならない。キャリーオーバー、加工助剤など、表示が免除されるものであっても、特定原材料7品目に由来するものについては、表示しなければならない。特定原材料に準ずるものとして通知により表示が奨励される18品目についても、可能な限り表示する。

・特定原材料(表示義務)7品目;卵、乳、小麦、そば、落花生、えび・かに
・特定原材料に準ずるもの(表示奨励)18品目;あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、バナナ

2009年07月08日

表示の省略

@栄養強化の目的で使用される添加物
A加工助剤
Bキャリーオーバー
のいずれかの場合は、表示を省略することができる。

@栄養強化の目的で使用される添加物
栄養強化の目的で使用されることが考えられる添加物の範囲は、表1の栄養強化欄に○印の表示があるもの並びに表2及び表4の用途欄に「強化剤」の記載があるものである。
ただし、栄養強化の目的が考えられる添加物であっても、栄養強化以外の目的で使用する場合は、物質名を表示しなければならない。
なお、調製粉乳及び個別に品表基が設けられた品目の一部については、栄養強化の目的で使用されるものであっても、他の食品添加物と同様に主要な混合物として表示しなければならない。

A加工助剤
加工助剤とは、食品の加工の際に添加されるものであって、次のいずれかに該当するものをいう。
ア. 当該食品の完成前に除去されるもの
イ. 当該食品の原材料に起因してその食品中に通常含まれる成分と同じ成分に変えられ、かつ、その成分の量を明らかに増加させるものでないこと
ウ. 当該食品中に含まれる量が少なく、かつ、その成分による影響を当該食品に及ぼさないもの

Bキャリーオーバー
キャリーオーバーとは、食品の原材料の製造又は加工の過程において使用され、かつ、当該食品の製造又は加工の過程において使用されない物であって、当該食品中には、当該物が効果を発揮することができる量より少ない量しか含まれていないものをいう。原材料に由来する添加物については、それが主要原材料か否かにかかわらず、キャリーオーバーに該当する場合は、表示が免除される。

2009年07月06日

一括名による表示

@次の表の一括名欄に掲げる目的で使用される添加物にあっては、一括名をもって、物質名の表示に代えることができます。

『一括名;定義』の順に表記する。

イーストフード;パン、菓子等の製造工程で、イーストの栄養源等の目的で使用される添加物及びその製剤。

ガムベース;チューインガム用の基材として使用される添加物製剤。

かんすい;中華麺類の製造に用いられるアルカリ剤で、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム及びリン酸類のカリウム又はナトリウム塩のうち1種以上を含む。

酵素;食品の製造又は加工の工程で、その有する触媒作用を目的として使用された、生活細胞によって生産された酵素類であって、最終食品においても失活せず、効果を有する添加物及びその製剤。

光沢剤;食品の製造又は加工の工程で、食品の保護及び表面に光沢を与える目的で使用される添加物及びその製剤。

香料(合成香料);食品の製造又は加工の工程で、香気を付与又は増強するため添加される添加物及びその製剤。

酸味料;食品の製造又は加工の工程で、酸味の付与又は増強による味覚の向上又は改善のために使用される添加物及びその製剤。

軟化剤;チューインガムを柔軟に保つために使用する添加物及びその製剤。

調味料;食品の製造又は加工の工程で、味の付与又は味質の調整等味覚の向上又は改善のために使用される添加物及びその製剤。ただし、もっぱら甘味の目的で使用される甘味料、酸味の目的で使用される酸味料を除く。

豆腐用凝固剤(凝固剤);大豆から調整した豆乳を豆腐様に凝固させる際に用いられる添加物及びその製剤。

苦味料;食品の製造又は加工の工程で、苦味の付与又は増強による味覚の向上又は改善のために使用される添加物及びその製剤。

乳化剤;食品に乳化、分散、浸透、洗浄、起泡、消泡、離型等の目的で使用される添加物及びその製剤。

pH調整剤;食品を適切なpH領域に保つ目的で使用される添加物及びその製剤。ただし、中華麺にかんすいの目的で使用される場合を除く。

膨張剤(膨脹剤、ベーキングパウダー、ふくらし粉);パン、菓子等の製造工程で添加し、ガスを発生して生地を膨張させ多孔性にするとともに食感を向上させる添加物及びその製剤。

A一括名を用いることができる添加物の範囲は、指定添加物にあっては、表1の一括名欄に記載のあるものであり、それ以外の添加物にあっては、次のとおりである。

『一括名;添加物の範囲』の順に表記する。

イーストフード;焼成カルシウムをイーストフードの目的で使用する場合

ガムベース;表2の用途欄に「ガムベース」と記載されている添加物をガムベースとして使用する場合

苦味料;表2及び表4の用途欄に「苦味料等」と記載されている添加物(香辛料抽出物を除く。)

酵素;表2の用途欄に「酵素」と記載された添加物

光沢剤;表2の用途欄に「光沢剤」と記載された添加物を光沢剤として使用する場合

香料;表3に掲げる添加物を香料として使用する場合

酸味料;表2の用途欄に「酸味料」として記載された添加物を酸味料として使用する場合

調味料;@アミノ酸=表2の用途欄に「調味料」と記載された無機塩を除く添加物を調味料として使用する場合
A無機塩=塩水湖水低塩化ナトリウム液、粗製海水塩化カリウム及びホエイソルトを調味料として使用する場合

豆腐用凝固剤;粗製海水塩化マグネシウムを豆腐用凝固剤として使用する場合

乳化剤;表2の用途欄に「乳化剤」と記載された添加物を乳化剤として使用する場合

pH調整剤;表2の用途欄に「pH調整剤」と記載された添加物をpH調整剤として使用する場合

2009年06月17日

用途名併記による表示

@食品衛生法施行規則別表第5(下の表)の中欄に掲げる目的で使用される添加物を含む食品にあっては、物質名および用途名を併記して表示します。ただし、重複した使用目的を有する場合には、主たる目的にかかる用途名を表示します。
例)保存料(ソルビン酸)、発色剤(亜硝酸Na)、甘味料(ステビア)
一 甘味科: 甘味料、人工甘味料又は合成甘味料
二 着色料: 着色料又は合成着色料
三 保存料: 保存料又は合成保存料
四 増粘剤、安定剤、
ゲル化剤又は糊料: 主として増粘の目的で使用される場合にあっては、増粘剤又は糊料
主として安定の目的で使用される場合にあっては、安定剤又は糊料
主としてゲル化剤の目的で使用される場合にあっては、ゲル化剤又は糊料
五 酸化防止剤: 酸化防止剤
六 発色剤: 発色剤
七 票白剤: 漂白剤
八 防かび剤又は防ばい剤; 防かび剤又は防ばい剤

A用途名併記が考えられる添加物の範囲は、表1の用途名欄に記載があるもの並びに表2及び表4の用途名欄に(1)に掲げる8用途のいずれかの記載があるものです。ただし、これは主な使用例であり、これ以外のものであっても(1)に掲げる8用途を目的に使用した場合は、用途名併記が必要となります。

B物質名の表示中に「色」の文字を含む場合は、用途名(着色料または合成着色料)の表示は省略することができます。
例:食用赤色2号を表示する場合、物質名を「食用赤色2号」または「赤色2号」と表示すれば、その用途名である「着色料」または「合成着色料」の表示を省略することができます。ただし、物質名を「赤2」とした場合は、「着色料(赤2)」または「合成着色料(赤2)」と表示しなければなりません。

C物質名の表示中に「増粘」の文字を含む場合は、用途名(増粘剤または糊料)の表示を省略することができます。ただし、安定剤またはゲル化剤の表示を省略することはできません。
例:表2および表4の用途欄に増粘安定剤と記載された多糖類のうち、カラギナンとタラガムというように多糖類を増粘の目的で2種以上併用し、その物質名を「増粘多糖類」と簡略名で表示した場合は、増粘剤または糊料の表示を省略することができます。

Dアスパルテームを使用した場合は、用途名である「甘味料」のほか、L−フェニルアラニン化合物を含む旨を表示しなければなりません。
例:甘味料(アスパルテーム)L−フェニルアラニン化合物

2009年05月25日

簡略名による表示

1)一般に広く使用されている名称(簡略名または類別名)を有する添加物にあっては、その名称をもって表示することができます。
例:L−アスコルビン酸ナトリウム ⇒ アスコルビン酸Na、ビタミンC、V.C
  ベニコウジ色素 ⇒ 紅麹、モナスカス

2)同種の機能の添加物を併用する場合は、次に掲げる例示に従い、簡略化した表示を用いることができます。

 a.同種の添加物の酸および塩を使用した場合
併用する物質名:簡略名
安息香酸および安息香酸ナトリウム:安息香酸(Na)
クエン酸およびクエン酸ナトリウム:クエン酸(Na)
ソルビン酸およびソルビン酸カリウム:ソルビン酸(K)
乳酸、乳酸ナトリウムおよび乳酸カルシウム:乳酸(Na、Ca)
氷酢酸および酢酸ナトリウム:酢酸(Na)
リン酸およびリン酸三ナトリウム:リン酸(Na)

 b.同種の添加物の塩を併用した場合
併用する物質名:簡略名
DL‐酒石酸水素カリウムおよびDL‐酒石酸ナトリウム:酒石酸塩(K、Na)
ステアリン酸カルシウムおよびステアリン酸マグネシウム:ステアリン酸(Ca、Mg)
炭酸ナトリウムおよび炭酸マグネシウム:炭酸塩(Na、Mg)
ピロリン酸二水素カルシウムおよびピロリン酸四ナトリウム:リン酸塩(Ca、Na)
ポリリン酸カリウムおよびメタリン酸カリウム:リン酸塩(K)
ピロリン酸四ナトリウムおよびポリリン酸ナトリウム:リン酸塩(Na)
ピロリン酸四ナトリムおよびメタリン酸カリウム:リン酸塩(Na、K)
フェロシアン化カリウムおよびフェロシアン化ナトリウム:フェロシアン化物(K、Na)

3)表2(既存添加物名簿収載品目リスト)および表4(一般飲食物添加物品目リスト)の用途欄に増粘安定剤と記載された多糖類を2種以上併用した場合には、簡略名として「増粘多糖類」を使用することができます。

4)平成20年10月の食品衛生法施行規則の改正により添加物扱いとなった「加工デンプン」は、それまで食品として「加工でんぷん」等と表記されてきた経緯から、簡略名として「加工デンプン」と表記することができます。なお、物質名または簡略名の表示は、食品衛生法規則別表第1、既存添加物名簿、食品衛生法に基づく添加物の表示等について(通知)等に掲げる名称のとおりに表示することが原則ですが、食品関係営業者および一般消費者に誤解を与えない範囲内で平仮名、片仮名、漢字を用いても差し支えないとされていることから、「加工でんぷん」、「加工でん粉」、「加工澱粉」との表示も可能です。

2009年05月17日

物質名による表示

過去ログ、“物質名”の説明でも簡単に記載していますが、表示のルールとして再度記載します。

物質名による表示は、次により表示します。なお、「含有」、「使用」、「含む」、「添加」などの文字を併記する必要はありません。

@指定添加物にあっては、食品衛生法施行規則別表第1に掲げる品名(別名を含む。)
 別表第1はこちら⇒http://www.ffcr.or.jp/zaidan/MHWinfo.nsf/a11c0985ea3cb14b492567ec002041df/407593771b8750e94925690d0004c83e?OpenDocument

A既存添加物にあっては、既存添加物名簿収載品目リストに掲げる品名(細分類の品名を含む。)
 既存添加物名簿収載品目リストはこちら⇒
http://www.ffcr.or.jp/zaidan/MHWinfo.nsf/a11c0985ea3cb14b492567ec002041df/c3f4c591005986d949256fa900252700

B天然香料にあっては、天然香料基原物質リストに掲げる基原物質または別名に「香料」の文字を付する。
 天然香料基原物質リストはこちら⇒
http://www.ffcr.or.jp/zaidan/MHWinfo.nsf/48b1f48352378e7e492565a1002ecd5e/b949aef970492f0b4925684600083647?OpenDocument

C一般飲食添加物にあっては、一般飲食物添加物品目リストに掲げる品名(細分類の品名を含む。)
 一般飲食物添加物品目リストはこちら⇒
http://www.ffcr.or.jp/zaidan/MHWinfo.nsf/a11c0985ea3cb14b492567ec002041df/58c1b6daef61dfa04925684600097831?OpenDocument

D天然香料基原物質リストおよび一般飲食物添加物品目リストに掲載されていない天然香料および一般飲食物添加物にあっては、その添加物が特定できる化学的に適切な名称をもって表示

2009年05月16日

食品にかかる添加物の表示方法

添加物の表示については、昭和63年と平成元年に食品衛生法施行規則が改正され、食品に使用される添加物は、化学的合成品か否かにかかわらず、原則として全て表示することとなりました。これにより、添加物表示における合成品とそれ以外の添加物との間に差異はなくなり、「天然」またはこれに類する表現の使用は認められなくなりました。

表示方法は、原則として物質名をもって表示します。ただし、公衆衛生の見地から情報として必要性の高いと考えられるものについては、物質名にその使用目的や効果を表す用途名を併記しなければなりません。逆に、その使用目的がはっきりしており、通常、製剤の形で使用され個々の成分まで表示する必要性が低いと考えられるものについては、一括名で表示することができます。また、栄養強化の目的で使用されるもの、加工助剤またはキャリーオーバーについては、表示が免除されます。

2009年05月13日

食品添加物とは

今更ですが、『食品添加物とは』ということについて記載します。

添加物は、食品衛生法により、@食品の製造の過程において使用する物、A食品の加工または保存の目的で使用するものであって、添加、混和、浸潤、その他の方法(くん蒸等)により使用するものと定義されています。

その使用については、厚生労働大臣による指定制度がとられており、「天然香料」と「一般に食品として飲食に供されている物であって添加物として使用されるもの」を除き、食品衛生法施行規則別表第1に掲げられたもの以外のものは使用することができません。ただし、指定制度の範囲が天然添加物まで拡大された時点(平成7年5月)において、既に使用実績がある天然添加物については、指定制度を適用しないこととなっています。
言い換えると、添加物は、次のように分類されることになります。

@食品衛生法施行規則別表第1に掲げられる指定添加物(388品目)
A既存添加物(418品目、既存添加物名簿に掲げられている既存の天然添加物)
B天然香料
C一般飲食物添加物(一般に食品として飲食に供されている物であって添加物として使用されるもの)

新規の添加物については、BまたはCに該当するものを除き、化学的合成品か否かに関わらず、全て厚生労働大臣の指定により、@の別表第1に追加されることになります。

なお、平成15年の食品衛生法の改定により、既存添加物名簿中の添加物について、人の健康を損なうおそれがあると認めるとき、あるいは既に使用実態のないものについては名簿からの削除が可能となり、削除された添加物はその使用が禁止されることとなりました。

また、平成20年の食品衛生法施行規則の改定では、それまで食品として扱われてきた「加工デンプン」のうち11種類が食品添加物に指定され、平成20年10月1日より食品添加物として表示することとなりました。ただし、平成23年3月31日までに製造され、加工され、若しくは輸入される加工デンプンを含む製品については、なお食品として表示することができます。

「加工デンプン」とは、デンプンを工業的に利用する際に、本来の物理化学的性状のうち高粘性や冷却するとゲル化するという欠点を克服するために、物理的、酵素的または化学的に加工を加えたものをいいます。

このうち、各種化学物質を用いて化学的加工を行ったものは、食品用途としては糊料、乳化剤、増粘安定剤、その他食品の製造加工用剤として使用されており、米国及びEUにおいては食品添加物として取り扱われていました。

日本においては、化学的加工を行ったもののうち「デンプングリコール酸ナトリウム」及び「デンプンリン酸エステルナトリウム」の2品目は、昭和30年代に食品添加物として指定されており、その他の化学的加工を行ったものについては、昭和54年以降、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)において安全性評価の終了したものに限り、食品として取り扱われてきたが、それらの品目についても、国際的な整合性を図るため、日本においても食品添加物として指定することとなりました。

なお、通常の調理過程にありうる加工法(加熱処理等)である物理的加工を行ったもの及びアミラーゼ等の酵素による加工を行ったものについては、日本および欧州連合(EU)においては食品として、米国においては食品添加物として取り扱われます。

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2009年05月09日

アミノ酸とは

アミノ酸とは、有機酸のうち、アミノ基(−NH2)またはアミノ基の置換体を持つものをいいます。

アミノ酸は、たん白質を構成する成分で、動植物体内に存在する極めて重要な有機酸です。

アミノ酸の中には、人の成長の過程で欠かすことのできないものや、健康を維持するために欠かすことのできないものなど、人が生活するためにどうしても必要不可欠なものがあります。このようなアミノ酸の中で、体内では生合成することができないために、食品あるいは医薬品から摂取しなくてはならないものがあります。このようなアミノ酸を「必須アミノ酸」や「不可欠アミノ酸」と呼びます。

posted by valin at 22:18| Comment(0) | 食品添加物 −あ行− | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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